_AKISIDE_
「あ-、土間君たち帰ってきたぁ!!」
なんて、倉庫を飛び出す夏恋。
「ったく、行くぞ。」
なんて遥輝は不機嫌に言う。
倉庫外に出ると土間達と話す夏恋。
そして、あの日から全く変わらない志生がいた。
髪はあの頃と同じように長くて。
相変わらずの美貌だな、なんて思いながらも頭はかなり混乱。
暫く黙って会話を聞きながら志生の顔を盗み見て。
"『 私は....、こんな奴等の事なんて興
味ないの。
勝手に話すのはいいけどさ、はっき
りいってウザいんだよね。』"
その言葉に、酷く傷つく自分がいて。
俺達が、あいつを裏切ったのに。
いまだ、あいつの温もりを求めてるだなんて。
_認めるわけにはいかないんだ。_
_AKISIDEEND_
