「ねっ、名前教えて!!!?」
私の気持ちなんてお構いなしに楽しそうに聞いてくる夏恋ちゃん。
『....志生。』
私は夏恋ちゃんの目も見ず答えた。
「志生ちゃんかぁ!!!!可愛い名前だね」
なんて、笑いながら話す夏恋ちゃんを見てすごく胸が熱くなった。
「志生ちゃんは遥輝達のことやっぱた
くさん知ってるんだよね-?」
突然話が変わって、そんなことを聞かれた。
いや、別に私より夏恋ちゃんの方が知ってると思うんだけど...なんて言えるわけなくて。
なんにも言わず黙ってたら。
「やっぱぁ、遥輝って激しいよね-」
夏恋ちゃんのその言葉に酷く胸を痛めて。
『私は....、こんな奴等の事なんて興味
ないの。
勝手に話すのはいいけどさ、はっき
りいってウザいんだよ。』
私はそう吐き捨てた。
_YOURSIDEEND_
