「....い、おい!!!!」


















ぼけ-と自分の世界に入り込んでた中突如耳がキーンっとなった。










横を見れば今も尚叫ぼうとしている雨音くん。






































『....によ....こんな至近距離にいるんだからそんな大声出さなくたっていいじゃん!!!!!』





















ちょっとした腹癒せに反撃した。


























「は!?何回も呼んだのに気づかなかったのはお前だろ!!」





















雨音くんは殺気を少々だしながらそう言った。









































『聞こえないもん。』












「耳悪いんだろ、お前、」






















な-んて、爆笑してる雨音く...雨音。

























『黙れ雨音。難聴じゃないんで、お構いなく-』











私が皮肉たっぷりに言えば。



















「あ-構った覚えね-よ。ごめんな-構ってあげれなくて...」















そう哀しそうに呟く奴。
















肩プルプル震わせて...。




















『大根役者って言葉、こいつの為にあるんじゃないの。』























まさに売り言葉に買い言葉だった。