長くも短くもない廊下を無情に歩き教室へ入った。 「志生ちゃん、おはよう!!!」 入ってすぐに、顔を紅くさせ挨拶してくるクラスメイトA。 志生ちゃん、って呼ばれるほど親しくなった覚えないよ、クラスメイトAよ。 な-んて、思ったって口に出して言えるわけでもない。 『おはよう、』 私は、クラスメイトAに微笑んだ。