『んっ、』
いつの間にか私は学校へ来ていた。
『ははっ、今日もオールか、。』
なんて、笑ってるけど二日間寝ないで....っていうのは体力的にキツイ。
『今日は、寝よ。』
なんて、呑気に欠伸をしながら校門を潜ろうと思ったら。
「「「キャｰｰｰｰｰｰ!!!!!」」」
そんな、雄叫び...っと失礼、叫び声が聞こえた。
『朝っぱらから、よくまあ、そんな大声をだせますこと、』
な-んて、妙な感心を胸にその声の原因を探した。
すると、昇降口の前に女が群れていた。
1.2.3..........、両手両足あっても数え足りないくらいの大人数。
「「「龍鬼雷‹ﾘｷﾗｲ›の人達だ!!!」」」
なんて、耳に入って来た。
"龍鬼雷"
その名前を知らない者なんてきっとこの世にはいないだろう。
現に、あまりそ-いう世界には疎かった私でさえ、龍鬼雷を知っている。
『龍騎の次に名は知られてる...はず。』
"龍騎"
不意に口にした名前に胸を痛める私。
『...未練がましいよね、』
誰にも拾われない言葉を吐いて私はその人溜まりを横目に校舎へ入った。
