「ーー好きなんでしょ、俺のこと」




全てを見透かしたような笑みを浮かべ、
悪魔は真っ直ぐ私を見つめてそう言った。


顔が良くて勉強が出来たって、
性格が悪すぎて話にならない。


第一、あんたはーー。

それなのに絶対好きになんて、ならない。