……綺麗な人。
ハッキリとした顔立ちの海とはタイプの違う、爽やかな正統派イケメン。
「大丈夫だった?」
気づけばあの男たちはいなくなっていて、私にそう聞くと優しい笑みを浮かべた。
その言葉にコクコクと何度も首を縦に振った。
こんなにイケメンなのに優しいだなんて、完璧な人だ。
さっきの口調的にも頭も良いんだろうな。
……まあ、何か怖かったけど。
「助けてくれて、ありがとうございました」
「いえいえ。誰か待ってるんでしょ?また絡まれたら嫌だろうし、良ければ呼んでこようか?」
頭を下げてお礼を言えば、イケメンさんはそんな提案を私にしてきた。

![[短編]初恋を終わらせる日。](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.809/img/book/genre1.png)
