目を覚ますと僕は何も無い部屋にいた。 どうやってここに来たのかは思い出せない。 どれだけ頭をひねってみても。 どれだけ記憶を探ってみても。 この部屋に見覚えはなく、この部屋に来るまでの記憶はごっそりと抜け落ちていた。