あれから少しずつ元気を取り戻した私達は二人と優しい妖たちと京にあった私たちの家をここに移した。



ここまで持ってくるのに時間はかからなかった。



お父さんが建ててもらった大きな屋敷っぽい家。



移動には双子の麒麟の妖に手伝ってもらった。



凄く綺麗な家だと思う。



水は湧き水の池の水で火はマキを使うか私達の狐火。



生活には不自由はしてない。




「よし♪

準備OK♪」




私達はパタパタと階段を降りた。



すると凄くいい匂いがした。




「遅〜い。

せっかく珍しくご飯作ったのに

冷めちゃうよ」




「作ってくれたの?!」




「そ〜♪

味は保証しないけどね♪」




「うんん!

輝、ありがとう♪」




私は凄く嬉しくて思わず笑顔で言った。




「っ///

不意打ちだよっ///」




「え?!

どうしたの顔赤いよ…?」




私最近まで風邪で寝込んでたからうつっちゃったのかな?!




「ストップ。

別に風邪に掛かったわけじゃないよ?

雪莉は笑うと可愛い過ぎるから

俺でも不意を突かれると……ね」




「私可愛くもなんともないよ?

だって街に降りたらみんなに

顔を背けられるんだよ??」




「うん。

みんな顔真っ赤にしてね(ボソッ」




「え?

どうかしたの?

さっきボソッと何か言わなかった?」




「ん〜。

何もないよ♪」




「そう??」




「イエス♪」