ふぁ〜




眠いなぁ…。




「雪莉どうしたの?」




「え?

んー。

最近なんだか眠くて…」




「っ!

…大丈夫なの?」




「え?

うん。

眠たいだけだから…」




〝次は神芥町〜。

終点になります〟




降りないと…。



私はスッと立ち上がった。



あれ?



なんだかフラフラする…?



貧血かな…?




「雪莉…」




どうしてそんなに悲しそうな顔をするの?




「えへへ。

貧血起こしちゃったみたい。

やっぱり最近寝不足だからかなぁ…」




「っ…」




どうしたんだろう。



まぁ、いいや♪




冬紀の反応が少し気になったけど神芥学校に行かないと…!



…?



神芥学校って何処にあるの…?



こういう時は、町の人に聞くのが一番いいんだけど…。



時間も時間だし…。



動物達に聞くにしても能力を使わないといけないから…。



冬紀の前ではあんまり使いたくない。



一番効率がいいのは妖怪かな…?



この方法はあんまり使いたくなかったんだけど…。




「冬紀…。

妖怪を見つけて…」




「妖怪を?

…うん。

分かった♪」