「四人目の守護者…。

何処にいるんだよ…」




「本来守護者は一目では分かりません。

なんだかの形で姫である雪莉さんに

関わりがあり故に守りたいと思う人が

守護者と《なる》のです。

元々はただの半妖」




分かってるよ。



探そうと思っても探せないんでしょ?




「彼方の世界の輝は守護者になれず

雪莉さんの失うはずだった命の

対価として輝が死にました。

守護者ならざる者は姫の代わりとして

死ぬのです」




うん。



知ってる。



雪莉が転生する力があったのは対価として払った輝の命が強かったから。



雪莉への想いが強かったから…。



雪莉があの時消えなかったのは輝のおかげ。



でも、雪莉は輝のその行動で壊れた。



たった一人の家族を失った雪莉の心の闇は僕達では祓えなかった。



でも遥は違った。