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「…ゅ…り〜!
雪莉〜!
起きて〜」
「…ん……?
…ぁ…き?
どうしたの??」
「『どうしたの?』じゃないよ〜!
今日は街に降りるんでしょ??」
「……え…?
……あぁ!!」
寝坊?!
「珍しいね♪
雪莉が寝坊するなんて」
あたふたあたふた用意をしていると輝がいつものマイペースで聞いてきた。
「昔の夢見ちゃって…」
「そっか…。
もうあれからかなり年月経つもんね。
今日お父さんとお母さんの命日だね」
「うん。
街でいいもの買ってお供えしようね!」
「だね♪」
お金は昔お母さんとお父さんが残してくれたお金を現代金にして生活している。
昔のお金はすごく高く売れるからね…。
「ん?
雪莉どうかした??」
「うんん!
それより後は着替えだけだから
輝は下に降りてて!」
「了解〜♪」
