「今まではなんとか一人足りない

状態でやってこれましたが、

転生した事による妖力の大量消費、

そして二回による妖力の奪われにより

僕達だけでは補なくなった…。

ということですね…」




「守護者を探すしかないのかな…」




この世界にいるかどうかわからない。



そんな奴を探すなんて骨が折れるよ。




「前の世界ではいませんでした。

もしこの世界にいなかったら…。

雪莉さんが…」




消える…。



雪莉がまだ気づいていない。



自分が弱っているということに…。



でもいずれは気づいてしまう。



ん??



もしかして、




「みんな考えてること

同じなんじゃない?」




「えぇ、きっと」




「これから先俺達がすることは一つ…」




もう決まっているあの文字を。





「「「 守りきる 」」」




やっぱり。



雪莉の事になるとなぜかいつもみんな同じこと考えるんだよね。



やっぱり、みんながそれぞれ雪莉を思う気持ちがあるからだともう。