「数えなくていいです」




っ///




「数えてない!」




「本当ですか?(♪)」




「君、絶対楽しんでるよね」




「そんなことないですよ♪」




今音符隠すの忘れてたよね。



()で隠すの忘れてたよね…?




…まぁいいけど。





「それにしても遥…。

何か言いたそうな顔してるね。

何があったの?」




「あぁ。

今日、妖怪に襲われた」




うん。



そこまではさっきの状況で理解できた。




「推測でしかない。

だが、明らかに雪莉が力を







… 失っている」




「…え?」




「遥…それは本当?」




「俺は生まれてこのかた

嘘はついたことがないが?」




いやまあ、それは知ってるけど…。



聞き返したくなるよ。



雪莉…。




「桜九尾が力を失うと本人には

強い眠気が襲ってきてやがて

力を失い消える」




それは僕達が聞かされていた言い伝えの内の一つ。




「理由はやはり転生した事による

物理的障害。

妖力を急激に使った事による代償。

そして一番の理由は守護者の欠乏」




四人目の守護者…。