桜ノ雫 ~記憶編~


ーー…次の日。




ね、眠い…。



昨日妖力使い過ぎちゃったからかなぁ。




「ふぁ〜」




トントン




誰かな…?



あくびをしているとふいに部屋の戸が叩かれた。




「はぁーい」




「俺だよ♪」




「俺俺詐欺ですか?」




私は輝だとわかっていても少し遊びで言ってみた。




「そうそう♪

俺俺詐欺の……?

…ん?…。

…って違うよ!」




わぁ、ノリツッコミだ。



私は扉を少し開けて輝を覗いた。




「どうしたの?」




「…そのアングル可愛い♪」




またそんなこと言って…。




「ご用がないのでしたらこれで…」




扉を閉めようとしたら輝が即座に止めてきた。




「ごめんごめん♪

琶音達の容態が良くなったからその

お知らせ♪

雪莉達今日お出かけするんでしょ?

琶音達も連れていっていいかな?」




「うん!」




琶音君達容態が良くなったんだ♪



久しぶりに全員でお出かけだ♪




「早く着替えて降りていくね♪」




「うん♪」




私はパパッと着替えて降りて行った。




「おはようございます♪」




「おはよう♪」




「…おはよう」




「おはようございますです♪」