〝儂はこの辺りの妖怪の長をしとる

フクロウ爺さんじゃ♪

姫達のように爺様と呼んでおくれ♪〟




……。



…。




「輝…。

窓開けた…?」




「いんや」




「叔父様!!」




〝な、なんじゃ?!〟




「『な、なんじゃ?!』

じゃないですよ!

何回言ったら分かるんですか!

私たちの家に無断で入るのは

やめてください…///

プライバシーの侵害です!///」




〝そ奴らはいいのに儂はダメなのか!?

ひいきじゃひいきじゃ!〟




っう、



そ、それは…。




「爺様…。

無断で入るなって言ってるんだよ♪

別に爺様が嫌いってわけじゃないんだ」




うんうん。



むしろ好きなんだけど…。




「…あの〜。

そろそろ、そこから降りて

くれませんか??」




〝ムム?

なぜじゃ?〟




「だってそこ僕の頭の上ですよ…?」




「ごめんなさい!」




私は即時に叔父様をバシッと掴み下ろした。



その時「ウゥッ」と呻きをあげた叔父様だったけど聞いていないことにした。