「大丈夫です。

僕達は何もしませんから♪」




どういう事??




「雪莉はまだわからなくていいよ」




「え?!」




キョロキョロしている私の頭をポンポンの撫でて輝が言った。



私は意味がわからなくて更にハテナ。



〝…我はそろそろ帰るとしようか

心優しき人と妖の子よ。

どん底に落ちた我に

手を差し伸べてくれて…。

ありがとうな…〟




狛犬が頭を下げて私のところに来たから気持ちを切り替えた。



まだ意味が分からないけど…。




「うんん!

また何かあったら

私のところに来てね♪」




〝そうするとしよう

…さらば〟




強い突風と共に狛犬は帰っていった。




「そろそろ私達も…」




「帰りますか♪」




みんなで私達の家に…♪