桜ノ雫 ~記憶編~


優希(side)



目の前に突然大きな雷が落ちた。




「俺の言ったこと聞こえないの?」




輝は大きな雷の正体、雷獣の首を撫でながら静かに怒りをぶつけた。



その怒りの先は二人組カイコ狐。



輝の目は能力発動時と同じ桜九尾の目。



昔聞いた事がある。



輝の目は雪莉と少し違って怒りの感情がピークを越えると桜九尾の目になるみたい。



感情で目が変わる…か。



月輪が入り淡く光る輝の目はとても綺麗だった。



雪莉の目と同じ…優しい目。



今はそれが怒りの目になっている。




「それはこちらのセリフ。

出て行けと言ったはず」




「私たちに関わらないで」




「初めに攻撃してきたのは

そっちだよね?」




俺はついさっきあったことを思い出した。



俺たちは結界を全て壊し中へ入ろうと辺りを探っていた。



そしたらこの二人がでてきて攻撃を仕掛けてきた。



輝はずっと理由を聞こうとしてた。



でもずっと悲しい顔をしてこっちの話を聞こうとしなかった。



それで攻撃されてばっかりだったから俺も反撃をした。



そしたら輝が雷獣を出して落とした。