桜ノ雫 ~記憶編~


「やらなきゃいけないこと?」




「私は頭首です。

でも、頭首の前に兄でもあるんです」




「兄?」




「えぇ。

正しくは義兄弟なんですが

昔その彼を裏切ってしまって…」




「そこはだいたい分かってる。

そうじゃなくて君は男なの?」




僕がそう聞いた途端ユウが噴き出した。




「冬紀やっぱり翠柳さんの事

女の方だと思ってたんですね♪」




「っ///」




「私は一応男ですよ。

こういう身なりで

よく勘違いをされますが…」




「身なりだけじゃないと思うけど…」




「というか冬紀も

人の事言えませんよ♪」




「はい?!」




「見た目とか…

見た目とか…

見た目とか♪」




「それ見た目しかないじゃん!」




「そうですか?」




こいつ…!



いっその事焼き鳥に…。




「あー!

その顔はどーせ、

『いっその事焼き鳥に…』

とか思ったんでしょう?!」




ギクッ。




「そんな事ないよ。

それよりそれ僕の真似?」




「そうですよ♪

そっくりでしょ?」




そう言ってドヤ顔をするユウ。