桜ノ雫 ~記憶編~





へぇ。



こういう受け流しをするという事は一度誰かを裏切ったって事か。



信じてもらうのが怖いみたいだね。



…僕は人をあまり信じなれない。



だから昔からよく人をよく信じても良いのかどうかって観察をしていた。



そしたら言葉の心理や嘘を見抜くのが得意になっていた。




「信じるかどうかは僕らが決めるよ」




「後一つ…」




「どうしました?」





「此処は…何処ですか?」




「「 …え? 」」




記憶喪失?



関わると面倒くさいやつじゃないの?




「記憶喪失ですか?」




「い、いえ!

そうではないんです」




…良かった。



面倒くさいやつじゃなくて…。




「この場所が分からないんです。

私が最後に見たところとは

似ても似つかない所なんです。

地形そのものが変わっているんです」




「地形そのものが…か」




まるで異次元を飛んだみたいな…?



僕らも異次元を飛んで此処まで来たけど…。



っ!



そうかそういう事か。



僕は思わずユウを見た。