桜ノ雫 ~記憶編~

「能力?」



「…俺の能力は三つ。

心を操る力と心に植え付ける力

そして予知する力だよ」



「っ!

…初耳……だよ…」




予知する力があるのは知ってたけど心を操る力と心に植え付ける力は知らなかった…。




「…詰まり、

初めて俺にあった時

あなたは僕になんだかの形で

能力の一つを使った。

そして俺に輝と雪莉の事を

初めから知っていたと植え付けた」




輝は驚いたように一瞬首を傾げた。



でもそれはすぐに元に戻った。




「なんだかの形…それは

…目を合わせたんだよ」




「目を合わせた…?」




「そう。

俺の能力は目を合わす事で成立する

能力なんだよ。

心を操る力と心に植え付ける力

その二つを使う時はこうやって

目をじっと見るんだ」




そう言って輝は俺の目をじっと見つめた。



…不思議な目だ。



吸い込まれそうなほど綺麗な汚れのない目…。




「優希…」




「っ!!」




輝に肩をトントンと叩かれて我に返った。




「俺の目はあんまり

じっと見ない方がいい…(ボソッ」




輝??



何故急に悲しそうな顔をするの?




「遥に何度か俺の言動に

不信を持ってバレそうになっちゃって

その時に何度か遥にこの能力

使っちゃったんだ」