桜ノ雫 ~記憶編~



案の定だいだらぼっちは追いかける時よりも攻撃を仕掛けてきた。



…ビンゴ。



俺はそれを全て避け文字通り迅速な速さで元来た道を帰った。



走ったのはおよそ十分と少し。



それを五分以内に変えるにはこの速さでないとダメだ。



間に合うか?!



…いや。



間に合わしてみせる。