桜ノ雫 ~記憶編~




「ねぇ。

どういうことなの??

私の死んだ所って??

私はこの山で生まれたの??

ならどうしてみんなを

殺そうとするの?!」




雪莉…。



混乱し始めているのか…?




「説明は後でするから。

…俺も此処がダメな場所だとは

来てみるまでわからなかった…」




そんな事はわかっている。



優希はきっと全力で俺達を止めただろうから。




…琶音と琴音はこのことを知っていたのか?



知っていて教えなかった…?



教えることが…できなかった?



分からない。



とにかく雪莉を連れて逃げなけらば。




「ねぇ、結界をこの旅館に張るのは

ダメかな??」




「…結界を?」




コクリ(頷く)




「…とてもいい策とは言えませんが

その場しのぎで考えると

適作かもしれませんね♪」




っ?!




「「 ユウ?!」」




俺と雪莉は思わず声をあげていた。




「俺もいるよ♪」




と言ってドアから顔を出した輝。