桜ノ雫 ~記憶編~



じゃあ、守護者は元から四人いた。



それの記憶を四人目に消されていたのか??



四人目はちゃんといるのにいないと…信じ込んでいたのか…。




「…雪莉……ストップだよ…。

それ以上は…」




「そこでまず初めにあったのは…」





「雪莉!!

…お願い……それ以上言わないで…」




泣きながら止めた優希を見ると雪莉の目はすーっと治りいつもの目になった。



雪莉の目にはまだ涙が流れていた。



止まらぬ涙を拭うこともなくただ泣いていた。




俺は気づけば雪莉を抱きしめていた。




「遥…?

どう…したの…?

あ…れ?

…涙が…とまらない…」




あの時話していたのは雪莉であって雪莉でない。



だが、自分の頭の中に過去の出来事すべて映ったはずだ…。



しかし自分が泣いている理由を知らない…。



詰まり雪莉は自分の気づかないところで過去の記憶を…。



それに…四人目の守護者も俺の考えが正しければ…。




「今から俺が言うのは

独り言かもしれない…。

だが、聞いて欲しい。

雪莉…優希……。

俺は…ここでない遠いところから来た。

あの時、守れなかった人を守るために。

だが、ここに居られる時間は

決められている…。

もう一度あの人を守れないのなら

俺は元のところへ帰らなくては

ならない…」