優希は優希で気を使ってくれたのか…。
「ありがとう♪」
そう思うと自然と口が綻んだ。
「///」
「どうかしたか?」
「いいや♪
あなた達二人にはどうやら
凄い力があるみたいだね♪
雪莉や遥が笑うと
まだ諦めないでいたいという気持ち
頑張ろうっていう気持ちにしてくれる」
「…そうか?」
「うん♪」
そんなつもりはないが、雪莉の笑顔を見たとき俺もそう思う。
その笑顔に何度助けられたか。
「そろそろ十分だけど、どうする?
俺が絵を飛ばそうか?」
「…あぁ、頼む」
「はーい♪
頼まれました♪」
優希は左の手袋をもう一度外すと器用な手さばきで中に文字を書いた。
〝ごめん。
今日は疲れたからスキーは
遠慮させてね〟
優希が書き終わるとその文字はみるみる形を変え蝶の形になった。
「それを大きなホールにいる三人の
半妖に見せて」
分かりやすくそう伝えると蝶は部屋を出て行った。
「これから何する??」
「…さぁ」
そういえば何をするのか決めていなかったな…。
「じゃあ、俺の話聞いてくれる?」
優希の…話……?
「…俺でよければ」
「ありがとう。
…雪莉もいい?」
っ?!
「うん…」
目をこすりながら上半身だけを起こした雪莉は少し可愛いく色気があったのは言わないでおこう…。
優希は右人差し指を立てて口の前に持ってくると、そっと笑って話始めた。
