桜ノ雫 ~記憶編~



「もしかして…。

遥は雪莉の事を……好きなの?」




「なっ?!//////

別にそういうわけでは////」




「あ〜。

顔真っ赤だ〜」




「っ/////

もうこの話はいいだろ///

見回り行くぞ!」




「了解♪」




俺は無理やり話を変えて家を出た。



見回りをする間俺達はバラバラになる。



優希がくれた蝶は何故か俺の身の回りから離れず挙げ句の果て服に同化した。



優希…。



平気そうな顔をしているがあいつの持っている影が大きい。



無気力そうに見せているのはそれを隠すため…といったところか。




「遥!」




??




「どうしかしたのか…?」



巡回をし始めて一時間と少し経った頃だった。



息を切らして走って来た…いや、飛んできたユウに首をかしげた。




「冬紀が外来妖怪に!」




「っ!?」




俺はユウの示す方に走り出した。



そして、走っている間ユウは現状を説明してくれた。