桜ノ雫 ~記憶編~



「どうかしたのか?」




「そんなにストレートに言われたら///」




「恥ずかしいですよ///」




「…そうか」




「でもね優希。

遥をここまで引っ張ってきたのが

僕達であるように、

遥も僕達二人を信じてくれて、

助けてくれたり導いてくれたり

助言してくれたり…

どんなに遥に辛く当たっても、

遥はその時の僕達の気持ちを

一番に考えてくれて暗いどん底から

引っ張り上げてくれたんだ」




っ?!




「だから、僕は遥についていこう

そう思いました。

先程『守護者だけの関係ではない』と

いいましたね?

実はその通りなんです。

優希…。

雪莉は僕達の抱えていた辛い過去を

全て受けとめてくれたんです。

…それに遥を支えたのは僕達より

雪莉なんですよ?」




っ/////




「ゆ、ユウ!!」




「はい♪」




っまったく…///



今ユウ、『雪莉』と言ったな…。



久しぶりに聞いたなユウが雪莉の事を《雪莉さん》ではなく《雪莉》と呼んだのは。



ユウは雪莉が自分の事を思い出すまではさんを外さないと決めているらしい。