遥(side)
「え?
スキー?」
「そう♪
遥達も一緒に行くよね?」
「僕達はかまいませんが…」
「遥って寒いのは苦手じゃない?
雪莉は更に倍に苦手でしょ?」
「俺は…大丈夫だが……」
視線を雪莉の方に向けると少し笑って
「私も大丈夫…」
と言ってカレンを撫でる。
雪莉…最近少しおかしい…。
ずっと何かを思いつめた顔をしている。
「俺もスキー行ってみた〜い♪」
「大丈夫♪
抽選で当たったチケットは
家族全員でってあるから♪」
まぁ、俺にどうこうできるわけではないからな…。
「あの〜。
僕達はお留守番組でいいですか?」
そっと手を上げて言ったのは琶音だ。
「私達はみんながいない間
ここを守ってる♪」
続いて琴音。
「まぁ、無理にってわけじゃないから
いいよ♪」
「「 やった♪ 」」
「それで輝?
何泊するの?」
「えーー?
知りたい??」
「うん」