桜ノ雫 ~記憶編~

〝…獣の世界に桜九尾生まれし時

世界から闇消える…。

…人の世界に桜九尾の双子生まれし時

その片割れは姫となる…。

…姫となる者、獣の世界に戻る時

人の世界から悪しき闇消える…。

…桜九尾の姫となる者、掟に背く

事なかれ…。

…桜九尾の姫となる者、四人の守護者

集めるべし…。

…桜九尾の双子の片割れの桜九尾

ならざる者、姫に命を捧げるべし…。

…掟に背く姫あれば深き眠り

押し寄せる…。

…深き眠りに呑まれれば光の粒に

消えるだろう…〟




っ…!




「桜九尾はこの人間界に

とどまってはダメなんだね…」




〝うん…。

だから…、四人目の守護者を

見つけて早く妖界に帰ろ?〟




私はカレンの頭を優しく撫でた。




「うんん。

それはできないよ…。

私はこの欠けた記憶を取り戻したい…。

私 今のままじゃ、私が本当は

何者なのかが分からないから…」




それに…。




「守護者って…だれ…?」




守護者は何人いるの?



それに守護者ってなに?



どうして守護者が必要なの?



そう色々な疑問が頭に浮かんだ。