「カレンも心配するな…」
雪莉が倒れてからおどおどしながら雪莉のそばを離れなかった尾咲狐にいった。
「…ユウ。
俺からもひとついいか?」
「はい」
「進行が…早すぎないか?」
「はい。
僕もそう思います。
本来なら今の状態に至るまでは
最低でも二三ヶ月かかっても
いい位なんです」
「…まさか、進行を早めている
何かがいるってこと?」
一番取り乱しているにしてはやはり読み込みが早いな…。
「…これから毎晩、調べ捜索する。
少しでもおかしなことがあれば報告。
できるだけ急ごう」
「「 ユウ:はい!
冬紀:うん! 」」
その後すぐに俺たちは解散し俺は雪莉の部屋に残ることにした。
〝ニィ…〟
「大丈夫だ。
必ず俺達が守る」
雪莉が背負う呪はきっと俺のせいだ…。
っ…。
俺は雪莉の手を握った。
もう嫌なんだ。
目の前で雪莉を失うのは…。
好いた者を失うのは…。
それは冬紀もユウも琶音も琴音も同じだ…。
