桜ノ雫 ~記憶編~

俺は昔から触れるものを眠らせてきた。



そして昔村ではバケモノ扱いを受け村はずれの神社に住んでいた。



ご飯なんかいらなかった。



お腹が空いたなんて感情がなかったから。



空腹なんてものを知らないから。



でも、時が進むにつれて神社は取り壊されることになった。



そう。



詰まり学校の場所が神社の場所なんだ。



俺は近ずく人間全てに触れ悪夢を与えたり吉夢を食べていた。



そんな時雪莉と輝に出会った。




『どうして人を恐れるの?』




見た目五歳の君は言った。



実際は五十歳だけど…。




『人間は自分と違うものを嫌い軽蔑し

消そうとする…。

僕の住処まで奪ったんだこいつらは』




『そんなことないよ。

人は…一生懸命だから…。

自分を守るために周りを守るために

自分達とは違う私達を消そうとして

守るんだよ』




『俺達が妖怪を倒すのと同じなんだよ』




『同じ…?』




『『 そう♪ 』』




『だからもう人をいじめちゃダメだよ』