率直にそう訊けば、ボンっ!と真っ赤になる月紗。
ほんと、反応が一々可愛すぎて困る。こいつは一体俺をどうしたいんだ。
「なななな、何言って……!」
「んー、月紗に、悪戯しよっかなって」
柔らかそうなピンク色の唇を、ふに、と親指で押して、クスッと笑いながら首をかしげる。
悪戯なんてハロウィンに頼った口実で、実際は月紗に触れたいだけだけど。
「お、お菓子あげたのに……」
「だってあれ、他の野郎にもあげてんじゃん。あんなのカウントのうちに入らねーって」
「そんな……秋、意地悪だよ」
む、とむくれながら真っ赤な顔で俺を見上げる月紗。