「私、も……」
ねえ、知ってた?
「……夕飯にするか」
「ふふ……そう、ね」
あなたを好きになった日から。
たったの一度もあなたのことを考えなかった日なんてないの。
……なんて恥ずかしいから、伝えることはできないけれど。
もし、伝えた時は。
──そのときは。
麗が「俺も同じだ」って言ってくれる様な気がするの。
だってそれくらい愛してくれてるんだもの。
あなたが人生で唯一永遠を誓ってくれたわたしが。
すこしくらい自惚れたって、構わないでしょう?
◆
「……あら?」
「……いないな」
触れるだけのキスをして。
彼が着替えてからもどってきたのだけれど。
リビングにもダイニングにも、ふたりの姿がない。



