【完】復讐の元姫




「私、も……」



ねえ、知ってた?



「……夕飯にするか」



「ふふ……そう、ね」



あなたを好きになった日から。

たったの一度もあなたのことを考えなかった日なんてないの。



……なんて恥ずかしいから、伝えることはできないけれど。



もし、伝えた時は。

──そのときは。




麗が「俺も同じだ」って言ってくれる様な気がするの。

だってそれくらい愛してくれてるんだもの。



あなたが人生で唯一永遠を誓ってくれたわたしが。

すこしくらい自惚れたって、構わないでしょう?







「……あら?」



「……いないな」



触れるだけのキスをして。



彼が着替えてからもどってきたのだけれど。

リビングにもダイニングにも、ふたりの姿がない。