「会いたくないから、どこかで時間つぶすのよ」
あの話は、聞きたくない。
散々そう言ったのに理解のない父親に腹が立つけど、今さらどうしろっていうんだ。
「……ふーん」
そう、興味なさげに呟く。
そんな中、私の隣で。
「ねぇ、シオちゃん」
意味深に口角を上げた奈々が、口を開く。
「なに?」
嫌な予感がする。
「時間つぶすの、勿体ないじゃんっ。
一緒に倉庫おいでよ」
ほら、やっぱり。
「奈々ちゃん、さすがにそれは……」
「だって奈々、暇なんだもんっ。
麗はあんまり私の相手してくれないし」
だから、来て?と言う彼女。
「奈々、シオちゃんと女の子同士でお話したいから。ね?だめ?」



