昨日散々可愛がったくせに、まだ麗は足りないらしい。



「麗、」



「ん?」



「私と離れてから、奈々ともそういうことあったんでしょ?」



あえて言葉を濁して言えば、麗はくすりと色っぽく笑って。



「汐乃と離れてから、何もしてない」



「嘘だ」



「嘘じゃねーよ」



お前じゃないと満足しない、と言った彼はまた私と唇を重ねて。




「ずっと汐乃不足だったから」



「、」



「こんなんじゃ2年分埋まらない」



「1回で埋めなくてもいいんだから」



「ああ」



そう言う割に、彼はなかなか満足しない。



結局30分、ずっと可愛がられたのは言うまでもないことで。