彼は、怒ってるらしい。 そのまま、手首を押さえつけられて。 「っ、麗」 「黙ってろ」 「っ……」 彼の唇が、肌に触れる。 「れ、い」 だめ、だ。 「もう俺以外の男に触らせんな」 「っ、ん……」 そこに落とされるキスに、抵抗もできなくて。 目をつむったとき。 ──ガチャ ……え。 「麗、シオ起き……何やってんの?」 麗が、動きを止める。