好きな気持ちはずっと続いている。 だけどもう、 以前のように笠原くんを追いかけることができなくなってしまった。 『大嫌いだから――』 分かりきっている言葉を、笠原くんは声を荒げてあたしに言い放った。 ひどく怒っている笠原くんを、昔みたいに追いかけることなんて、もうできない。 あたしはもう、こっそりと陰から見ていることしかできないんだ。 「あっ……、笠原だ」 英語の授業で視聴覚室に移動するとき。 いつも理系クラスの校舎に足を踏み入れる。