「麗美…ッハ…でるっ…」
『んあっ……良いわよ…ハァ…ッ』



 



“中にだして”


 



軋むベッドの上で汗ばむ身体を密着させ、前後に揺れる男と女。


しばらくするとその動きは止まり、それぞれ服を着始める

「なぁ、またヤらせてくれよな?」
『んー…考えとく』

そう言うと女は、ホテルを後にした


──ホテルで会ってホテルで別れる──

その程度の関係が一番ちょうど良い。【神宮寺 麗美】この頃の彼女は、そんな考えを信じて疑わなかった──…