しばらくしたら、早瀬の家に着いた。 「送ってもらって、ありがとうございました!」 これでもう関わることは無くなるのか そんなことを思っていたら 「あのさ」 と、気づけば勝手に呼び止めていた。 …何やってるんだ俺! またびっくりした顔の早瀬。 「また来ていいから」 俺はもう、口が勝手に動いてた。 俺はまた来て欲しいと思ってるのか…? 満面の笑みで早瀬が頷き返す。 帰りながら 「面白いやつ…だな」 なんて呟いている俺がいた。