Sweet Sweet Pain【短編】

「ごちそうさま。行こっか?」


ユウキが笑ってあたしの手をとる。
その手の温もりと彼の笑顔に、あたしの頭はまた甘く痺れて、考えるのを止めた。



いつかは、いや、もしかしたら今日にでも、あたしは答えを出すかもしれない。

だけど今はまだ、この甘さに浸っていたかった。





痛くても、甘い甘い、この感触に。






〜了〜