* 麗華は手をグーにして拳を作った。 「とりゃ」 待ち合わせ場所にやってきた怜士の腹をめがけて、拳を突き立てる。 「相変わらず・・・突拍子無いね」 怜士は苦笑いをした。 「しまった。 そうだった。 結構、腹筋がしっかりついているから、ダメージにならないんだった」 麗華はなでなでと服の上から腹筋を確かめるようになでる。 「意外と、ちゃんと見てるんだ」 見上げて、にやりと笑っている怜士と目が合った。