たぶん今日みたいに、理事会が終了したら、理事たちと会食とかしなきゃいけないんだろうから。 ああいう女狐とか。 金髪美人とか。 玲奈とか。 麗華は足を止めた。 久々に美和のバーに行って、飲もうかな。 「宮内様」 突然名前を呼ばれて顔を上げると、見知った運転手が一礼をして、車の後部座席のドアを開けた。 「どうしたの?」 麗華は身を屈めて車の中を覗き込む。 「鱧、なんでしょ」 怜士はやや不機嫌そうに言った。