結局、着ることになった。……のは、いいのだけど。
「仁さん、どうして私、むっちーと一緒にカウンターに立ってるんですか」
「うむ。理由はいくつかある」
「手短にお願いします」
「ひとつ、今日のシフト、病欠が出て人手が足りない」
「無賃労働させる気ですか!?」
「ふたつ――」
「あ、スルー!?」
「――ぐれは村地と勝負をしに来たんだろう。なら、カウンター業務が一番わかりやすい。どちらがよりうまく、速く、そして心地よくカウンターをこなすか」
「む……。そう言われると、まあ、納得できるような……」
「みっつ、二人の後ろ姿を同時に拝めるチャンスはなさそうだから」
「やだなあもう、櫻さん。私の今日のパンツは、透視させませんよ♪」
「え、待って、むっちー、私の中の仁さんのイメージが崩れてく……。透視? はい?」
「気をしっかり持って、ぐれちゃん。櫻さんはね……」
「仁さんは……?」
「神、なんですよ」
「それ、もうネタなのかなんなのかわかんなくなってきたーっ!」
「来るよ、ぐれちゃん! お客さんの波が! 怒涛の勢いで!」
「はっ。それも倒置法! 負けてられますか!」
「仁さん、どうして私、むっちーと一緒にカウンターに立ってるんですか」
「うむ。理由はいくつかある」
「手短にお願いします」
「ひとつ、今日のシフト、病欠が出て人手が足りない」
「無賃労働させる気ですか!?」
「ふたつ――」
「あ、スルー!?」
「――ぐれは村地と勝負をしに来たんだろう。なら、カウンター業務が一番わかりやすい。どちらがよりうまく、速く、そして心地よくカウンターをこなすか」
「む……。そう言われると、まあ、納得できるような……」
「みっつ、二人の後ろ姿を同時に拝めるチャンスはなさそうだから」
「やだなあもう、櫻さん。私の今日のパンツは、透視させませんよ♪」
「え、待って、むっちー、私の中の仁さんのイメージが崩れてく……。透視? はい?」
「気をしっかり持って、ぐれちゃん。櫻さんはね……」
「仁さんは……?」
「神、なんですよ」
「それ、もうネタなのかなんなのかわかんなくなってきたーっ!」
「来るよ、ぐれちゃん! お客さんの波が! 怒涛の勢いで!」
「はっ。それも倒置法! 負けてられますか!」

