先輩がその場を去った後、輝は空の方に体を向けて、ため息をついた。 「…はぁ。 空…、もう見るのはやめろって。 部活入ってないんだから帰れよな」 整った眉を八の字に下げて 少し困ったように、優しく微笑んで言った。 「…でも…」 「母さんも心配してるぞ?な?」 輝は優しく諭すように言った後、練習に戻っていった。 「…輝…。」 空はその場に立ち尽くし、輝の名を呼ぶことしか出来なかった…。