「…先輩。」 空が泣いていると、 背後から声がした。 「…っ!! 輝…!」 空は振り向き抱きついた。 「すみません。 こいつ、俺の兄弟なんです。」 輝は空を庇うようにして前に立った。 ギュッと、空は輝の袖を掴んだ。 「何だ、そうだったのか? 悪かったなぁー!! よし、練習戻ろう!!」 「はい。」 先輩は笑ってグラウンドに戻っていった。 空はほっと息を吐く。