「えーっと、確か・・・」


アレン様のところへ戻ろうとしていたんですが


迷子になってしまいました。


「あーどうしよう。」


アレン様を探し、キョロキョロと回りを見回してみると、一人の男の人が近づいて来るのが見えた。


心なしか顔が赤いような?


「こんばんわ。レディー。どうかしましたか?」


れ、レディー?

私のこと?

「いえ、少し人探しを。」

「アレン王子様ですか?」

なんで分かったの?!

「どうして分かったのか、という顔をしていますね?先ほど、あれだけ目立っていたので。」


「あ、あぁ。なるほど。」


うわぁー!恥ずかしい!