王子様はそう言い、近くにあった椅子に腰を下ろした。


「あ、はい。」


ゆっくり、思い出しながら、細かいところまで話した。



「まぁ、いろいろ分からない言葉もあったが、
 大体は理解した。」



「え?!俺全然分かんなかった!」


「黙ってろ。」


「ヒドッ!」


「つまり、向こうの世界で命の危機にあって、 気がついたらこの城にいた。あってるか?」



「はい、そんな感じです。」



「シカト!?」