歩いていくお兄ちゃん。 立ち止まる私。 だって、ここ…… ねぇ、何で……? 気がついたらお兄ちゃんは見えなくなっていた。 けど、もう場所はわかる…… 私はゆっくりと深呼吸をして歩き始めた。 歩くこと数分、お兄ちゃんが見えた。 私は、何を喋っているギリギリわかるくらいの距離からお兄ちゃんを見つめた。 お兄ちゃんは、空を見て、また前を向いて言った。 「優斗……」