鼻歌を歌いながら、散歩した。 「ここ、よくお兄ちゃんと2人で来たな…。」 ホテルの裏手にある植物園。 暗いかなと心配してたけど、月と星の明るさだけでも十分だった。 「夜は幻想的になるんだね…。」 ここなら、声を出しても迷惑がかからないだろう。 ホテルからも、民家からも離れてるから。