ヨンシside

昨日の騒がしいさも嵐のようにすぎさり
静かな部屋の中で本を読んでいると
コンコンと控えめにドアを叩く音が飛び込んできた

ヨンシ: .....どうぞ....

執事:失礼いたします

ヨンシ:どうした....

執事:ソアレの方々がお帰りになります
お見送りを....

ヨンシ: もうそんな時刻か.......

ふと思い浮かぶのは美しい桜色の髪をした
ソアレの国の娘

ヨンシ:あいつもそうだったな....

キルシュのことを思い浮かべると
自然と口元が緩む

執事:ヨンシさま?どうかいたしましたか?

ヨンシ:いや....なんでもない.......今行く
また...どこかであうかもしれないな....

屋敷からそれぞれの国へと
帰って行く者たちを窓から見送り
次に会えることへの密かな願いをこめ
静かに笑みを零したのだった





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To be continue........